住まい方のちょっといい話【玄関扉】4

それなのになぜ?日本の玄関ドアは外開きなのか?

・・・理由は明快で、日本人は玄関で履物を脱ぐからなのです。

もし、ドアが内側に開くと、脱いでいる履物に引っかかりやすいからです。

なるほど!ですね。

もちろん、広くゆとりのあり、いつもきちんと整理されている玄関なら、何も問題ありませんが、現代の一般的な住宅では、引っかかる恐れが多いです。前に述べた玄関土間床の水洗いの問題も絡んできます。

玄関に流した水をスムーズに排出するには、ドアに向かって土間の勾配(水勾配)をとるのが常識的な方法です。

こうすると土間は奥の方が少し高くなるのでピッタリとしまっているドアが内側に開くと、ドアの先端が土間の高い部分を擦ることになります。

この難点を避けるためには、ドアの下に、土間の床の高さの変化に応じた隙間を作るしかないのです。でも、隙間風や埃が入ってきますね。

これに比べると、外開きのドアはそれらの問題を一気に解決します。

子供が脱ぎ散らした履物にドアがひっかることなく、ドアに向かって水勾配を取れば、スムーズに水を流せます。

ドアの下に隙間を作る必要がないばかりでなく、土間ドアの外ポーチの間にわずかな段差をつけて、戸あたりを兼ねさせると、風が吹けば風圧でドアが戸あたりにピッタリ押し付けられるので、隙間風や埃対策にもなります。

つまり、玄関ドアの外開きは「履物を脱ぐ」「土間を水洗いする」「隙間風を嫌う」という日本人の生活様式に適しているのです。

まさに現実的な解決方法なのです。

 

>続きます。

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