気分転換の仕掛けがある階段
面白い階段の例があります。
ある本好きの人の家に本棚が上から下まで作りつけになった階段がありました。
とにかく本が好き、というタイプの住まい手で、週に二、三度は書店に行き到底読み切れないほどの本を買い込んでしまうので以前のお宅では本棚がいくらあっても足りない状態。
そこで階段の壁にまで本棚が進出することになったわけですが、このことは単に本の収納が増えたというだけではなく、階段それ自身を楽しくする効果が生まれたのです。
新しい住まいでは、とにかく階段に買ってきた本を数冊置いておき、二階の寝室へ向かう時に何冊かを手に取り、また別の日に別の本を手にとって・・と、その日の気分で本を選ぶ楽しみができたようです。
これは、階段が「気分転換の仕掛け」として役立っている例です。
また、階段の踊り場や途中に天窓を設けると、階段に腰掛けて本を読んだり、見上げると天窓からの光や、空の雲を眺めたり・・など、「気分転換の仕掛け」が楽しくなってくる経験があります。
階段は、単なる昇降機能(下の階から上の階への上り下り)だけではなく、このように気分転換の仕掛けを楽しむ場所としても考えらるのです。
>>続きます。